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つれづれ写真館

植物や動物の生き生きした姿を撮せると良いですね

コゲラ:抱卵~巣立ち

 コゲラの子育ての大半は、巣穴というブラックボックスの中で行われます。 我々素人は内部の気配から、現在何が行われているのかを想像するしかありません。 前篇ではおそらく中で産卵が行われているだろうという想像で区切りを付けました。
 産卵はメスにしかできない仕事なので、その間は巣への出入りも少なくなるはずです。 しかし抱卵が始まれば、オスも協力するはずなので、巣穴へのコゲラの出入りも増えるだろうという推測が出来ます。 この推測に基き、私は4月8日を抱卵開始の日として私のカレンダーに記入しました。 そこからは単純な足し算によって、孵化は4月21日、巣立ちは5月11日を予定日としてカレンダーに記入します。 これは標準的な所要日数からの計算結果なので、現実には数日のズレが生じるでしょう。 しかし行動スケジュールを練るうえでは十分な参考資料になります。

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交代要員が到着しました。
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これまで抱卵をして、相方の到着を待ちわびていたコゲラは喜び勇んで飛び立ちます。
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到着したコゲラは巣穴に潜り込みます。
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受け持ち時間は、最初の頃は概ね。2時間程度でした。 飽きてくると巣穴から顔を出して、相方の到着を待ちます。
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早めに到着した相方は上の方で採餌したりして待ちます。 次第に交代時間もルーズになり、到着を待たずに巣を離れることも多くなります。 気温が上がってくれば、常に抱卵している必要もなくなるのでしょう。

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4月20日:顔を覗かせたコゲラの嘴に何かが見えます。 糞でしょうか? とすればヒナが無事に誕生したことになります。
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実際、翌々日あたりから餌を銜えて戻ってくる姿が観られるようになりました。
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ヒナの成長に伴い運ぶ餌の量も飛躍的に増えるだろうと予想していたのですが、現実的には目を見張るほどの違いは感じられませんでした。
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それでも銜えきれないほどの量の餌をせっせと巣に運んでいます。 親になるということは大変なことですね。

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5月8日:巣立ち前の数日間は巣穴から顔を出すヒナの姿が観られるだろうと思ってはいたのですが、待望のヒナが顔を出しました。 巣立ちが迫っているのは確実です。
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嘴が黄色く、頭頂部が毛羽立っていますが、かなりコゲラの顔に近づいています。
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まだカメラに慣れていないようで、カメラを向けるとすぐに引っ込んでしまいます。
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この段階になると、親鳥はヒナの巣立ちを促すために、餌を見せびらかしても与えないと言われています。
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にも拘らず、この親は巣穴に入っていきます。 ダメな親だな~!!??
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しかし巣穴から出てきた親鳥の嘴には餌がちゃんと残っています。 やっぱり判っているのだ・・・ホッ!






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翌日巣穴にやってきた親鳥。 巣穴の外でヒナを待ちます。
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ヒナが嘴を出しました。 今度は餌を与えます。
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もう少し頭を出して欲しいところですが、一歩一歩準備は進んでいるようです。

 巣立ちの日


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5月11日:カレンダー上の巣立ちの日です。 巣立ちは朝に行われることも多いという話も聞くので、頑張って朝の7時半に到着しました。 ヒナももう目覚めています。
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ずいぶん首を出せるようになりました。
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啼き声もずいぶん大きくなっています。 今日明日中にも巣立てることは間違いなさそうです。
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親鳥がやって来て給餌です。
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しっかり食べて飛び出すんだぞ!

 しかし、その後は一進一退を繰り返すばかりです。 そして昼が近づいてきました。 朝が早かった分、疲れも感じ始めたので、何はともあれ昼食に戻って、午後に出直すことにしました。 なんとなく明日が本命かなと感じ始めてもいたのです。
 そして昼食後、やはり気になるので、一番に立ち寄ってみました。 まだ頑張っていた知人が、ニコニコしながら「巣立っちゃったよ!」 ガ~~ン!! 「でも、まだ対岸にいるはずだよ!」と場所を指さします。 救われた気持ちで、礼もそこそこに駆け付けました。 やはり聞いた場所にはいませんでしたが、周囲を見回すと草むらにガサゴソと動く影があります。 間違いなく巣立ち直後のコゲラです。 土地の境界のコンクリート壁の上をよたよたと歩いていきます。 少し暗いものの、ある意味では撮影しやすい場所とも言えます。

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巣立ちの際に一気に対岸まで飛んだものの、親鳥の留守に飛び出したので、パニックに陥って茫然自失の態です。
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こちらとの距離も出来たので、へたり込んでしまいました。
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ようやく気を取り直して、
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辺りをきョロキョロ、
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お陰で全身をいろいろな方向から観ることが出来ました。 背景さえ気にしなければ、私にとっては最高の結末でした。

 巣穴付近は意外に暗くて午後は逆光になります。 巣立ちの瞬間は腕・視力・カメラの性能などあらゆる要素から観てうまく撮影できる自信がありませんでした。 むしろ巣立った先が近くて撮影可能な枝になればチャンスがあるかも・・・と念じていたのです。
 結局、巣の中には一羽のヒナしかいませんでした。 ここ数日の観察で、育ったヒナは1~2羽だろうとは想像していたのですが、巣立ちを撮影した知人は巣立ち後にやってきた親鳥が餌を銜えて巣穴に入り、餌を銜えたまま出てきたのを目撃しています。 私も念のために翌日に2回ほど暫く巣穴を観察していますが、コゲラの姿は影も形もありません。
 今回の観察は、私にとって初めての最初から最後までの観察でした。 たった一羽とはいえ、ハッピーエンドを迎えられたことに深い喜びを感じています。

 <参考>  コゲラの巣作り



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  1. 2018/05/13(日) 16:30:37|
  2. 野鳥
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いつの間にか後期高齢者になっていました。
まあ肩の力を抜いて、シャッターを切り続けています。
間違って傑作が撮れることもあるかもしれません。動ける限りはチャレンジしたいですね。

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