つれづれ写真館

植物や動物の生き生きした姿を撮せると良いですね

山崎川のカンムリカイツブリ

 カンムリカイツブリは名古屋周辺でも冬には比較的よく観られる。 私の良く通う池でも二月には10羽を超す姿が観られた。 私の散歩道になっている山崎川ではついぞ見かけたことはなかったが、現れたという話を聞いてもあまり興味をひかれなかったが、この時期に遡上してくる大きなボラを銜えた姿の写真を見せられて、せっかくのチャンスなので撮っておきたいという気持ちになった。 大きな池ではどうしても距離が遠くなることが多いし、数が多いと的が絞りにくくなる。 さして川幅も大きくなく、橋も多いこの場所では異なった視点の写真が撮れるかもしれない。

カンムリカイツブリ01
私にはお馴染みの休息ポーズ。 暇さえあれば寝ているというのが、私のカンムリカイツブリに対する印象だった。
カンムリカイツブリ02
食事時間になると、潜水を繰り返す。 留鳥のカイツブリに比べると、潜水時間が長くなるので、その間の移動距離も長くなる。 つまり浮き上がる場所も予測しづらくなる。 必然的に獲物を銜えた写真もゲットしづらい。
カンムリカイツブリ03
その意味では、ここではこういう写真はいくらか楽である。 捕らえたのはオタマジャクシ??? ここではカエルの声を聞いたことがないのだが…。
カンムリカイツブリ04
橋の上から見ると、光線の角度にもよるが、水中の様子がよく見えることもある。
カンムリカイツブリ05
日頃は観られなかった潜水姿勢。

 数日後、二羽で行動している姿が認められた。

カンムリカイツブリ06
一羽は盛んに潜水を繰り返しているが、もう一羽は悠然とそれを観ているだけである。
カンムリカイツブリ07
一羽が餌を捕えると、せっせともう一羽に運んでいる。 オスがメスにプレゼントしているのだな・・・と解釈した。
カンムリカイツブリ08






カンムリカイツブリ21

カンムリカイツブリ22
その後も一羽はせっせとプレゼントの確保にいそしむ。 獲物はエビだろうか?

 この二羽の行動を観ている間に違和感が湧き上がってきた。 カイツブリの仲間というのは非常に礼儀正しく儀礼的な行動をとる鳥だ。 この二羽が恋人同士だと思い込んで観ていたが、それならば必ずお礼の儀式をする筈である。 向き合って首を上下させ、場合によっては二羽で所謂ハート形を作る等々。 ところが、この女性(?)はそんな素振りは露ほども見せない。 こんなのと結婚するのはやめておけ! と憤慨して、自分の勘違いに気付いた。
 このオス(?)も漁が下手すぎる。 小さな獲物しか捕らえられない。 これではまるで半人前の幼鳥だ! ・・・。 それが正解だった。 せっせと漁をしているのは漁の訓練をしている未熟な幼鳥なのだろう。 とすれば無礼なもう一羽は先生の方だろう。 この時期にたくさんの仲間が広い池に集まって伴侶探しに没頭している。 それに参加していないということは、今年の子育てにはまだ参加できない存在と考えるのが妥当だろう。 それ以上は私には判らないが、二羽の関係は幼鳥といわゆるヘルパー的な存在と考えた方が正解に近いだろう。

カンムリカイツブリ23
ここは最下流にある堰。 干潮の時は落差になり、満潮の時期には水没する。 カイツブリが下流側から現れ、登りたいようだが、小さな落差があることに気付きUターンして戻る。
カンムリカイツブリ24
今度は上流側に上っていたカンムリカイツブリが降りようと様子を観ている。
カンムリカイツブリ25
泳げそうな場所を探して、激流をものともせず泳ぎ切った。 どうもカイツブリは飛ぶことと陸上を歩くことは苦手なようだ。 渡り鳥だから飛ぶことが苦手とは思われないが、天敵から逃れるには潜ってしまった方が確実らしい。

 話の都合上、ここからは通っている池で撮影した画像を使うことにする。

カンムリカイツブリ26
カンムリカイツブリが飛ぶ姿を観ることは殆どない。 今年撮影できたのはこの時が唯一だった。 それでも水面から高く飛びあがることはなく、留鳥のカイツブリと同様に水面上を走るものだった。
カンムリカイツブリ27
二月下旬に暖かな日が続いた後、池に来ていたカモやカンムリカイツブリが一気に減った。 渡りに備えて分散していったのだろう。 この池に残ったカンムリカイツブリも夏羽への換羽が進んでいるものが現れてきた。 冠羽が名前に相応しい立派なものになっている。 換羽時期には個体差があるので、冬羽と差がないものもいる。 これから換羽が進むのか、幼鳥なのかは私には判らない。 そもそもカンムリカイツブリはカモの様に越冬地でペアリングするものかどうかも知らない。 異性を引き付けるために夏羽に変身するのなら、換羽時期が遅すぎる気もする。 ペアリングが終わってから派手な衣装に着替えるのも、子育てには有利な選択とも思われない。 考えてみれば不思議な鳥だ。


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  1. 2018/03/02(金) 20:55:48|
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いつの間にか後期高齢者になっていました。
まあ肩の力を抜いて、シャッターを切り続けています。
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