つれづれ写真館

植物や動物の生き生きした姿を撮せると良いですね

コガモ:エクリプス


 我が散歩道には、冬になるとかなりの数のコガモがやって来ます。 そのせいか、春になっても渡って行かないコガモが、数羽は現れます。 たぶん長旅が不可能な肉体的条件によるのだろうと思いますが、正確な理由は知る由もありません。 去年も三羽がここで夏を超しましたが、今年もまた三羽が残っていました。 オスが一羽とメスが二羽で、これも去年と同じです。
 去年はボーっとしていて、気づくのが遅かったのですが、これは極めてラッキーなチャンスです。 本来は日本では観られない筈のエクリプスへの換羽が観られるのです。 繁殖まで観られれば言うことはないのですが、さすがにこれは行わないようです。 ほぼ毎日通っている場所なので、今年は注意しながら歩くことにしました。

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素人目には目立った変化もないまま6月が暮れました。 たぶんそれ以前に換羽は始まっていたのでしょうが、私がオスの変化に気付いたのは、7月に入ってからでした。 ところがその数日後、オスが突然二羽に増えました。 おそらく別の場所で過ごしていたオスが仲間に入ったのでしょう。 ターゲットのオスが増えると、紛らわしくなりますが、新入りの方はまだ換羽が始まっていないようなので、それほど迷うこともなく、タイムラグを保ったまま、換羽は進みました。 この記事に関しては、元々いたオスの日時に沿って進めていきます。

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7/5:オスの背中に白い部分が増え始めました。 いよいよエクリプスへの換羽が始まったようです。
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エクリプスへの換羽は観てくれは地味ですが、安定した飛行に必要な風切り羽は年に一回、この時期しか生え換わりません。この間、カモは一時的に飛べなくなります。
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7/10:換羽は全身に広がります。美しかったオスの貌もずいぶん薄汚れてきました。
0710 (2)

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7/13:もうわずかに面影を残すだけです。
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もうちょっと見には、メスの貌です。




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7/18:ずいぶんくたびれた姿になってしまいました。たぶん飛ぶことも出来ない状態でしょう。でも背中にはまだ生殖羽のオスの羽毛が目立ちます。
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7/21:すっかり地味な姿になってしまいました。
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7/29:翼に白いパイプ状のものが目立っています。これは羽鞘と呼ばれるもので、鳥の羽毛はこの内部で作られます。羽毛が出来上がると、羽鞘への養分補給は停止し、羽鞘は壊れていきます。
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8/3:どんどん羽毛が生え換わり、メスとの区別がつきにくくなってきました。背中や尾部にわずかにオスの面影が残るのみです。
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8/6:もうほとんどエクリプスへの変身完了と言っても良さそうです。

 外観が大きく変化するのはオスの方ですが、繁殖後の換羽は風切り羽を含む完全換羽なので、メスも当然換羽します。その様子を少しだけ紹介しておきます。

コガモメス12
換羽の際には嘴で抜いたりするので、あちこちにいっぱい古い羽毛をつけたメスの姿。ここでは遅れて換羽をした小さめのメスです。
コガモメス16
右端に見えるのは、新参者のオスです。この二羽は換羽のタイミングが合ったようで、地面には二羽の抜け落ちた羽毛が散らばっています。




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  1. 2017/08/07(月) 10:32:15|
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Author:四季爺
いつの間にか後期高齢者になっていました。
まあ肩の力を抜いて、シャッターを切り続けています。
間違って傑作が撮れることもあるかもしれません。動ける限りはチャレンジしたいですね。

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