つれづれ写真館

植物や動物の生き生きした姿を撮せると良いですね

カワウの繁殖

 去年カワウの子育てを追った池は、ソーラーパネルを設置することになり、工事のために水を抜いてしまいました。 これでは今年のカワウの子育ては絶望的だと諦めたのですが、いつも通っている池の方で巣づくりを始めました。 ただし数は少なく、撮影距離も少し遠くなります。 結局、去年意気込んでいたほどの成果は得られませんでしたが、少しまとめてみましょう。

<12月>


カワウ01
カワウが群れを作って魚を追う姿がよく観られるようになりました。
カワウ02

カワウ03

カワウ04
頭が白くなったカワウも混じっています。 これは婚姻色で、繁殖行動が始まった証拠にもなります。

 <婚姻色>というのは、繁殖時期の短い期間だけ、現れる外観上の変化で、主に魚類・両生類・爬虫類で観られるものです。 有名なところでは、サケのオスが産卵時期になると鼻先が伸びて曲がり、色も赤くなるといったような変化を指します。
 鳥ではサギの仲間が目先の色が変わるなどの小さな変化が知られています。

 私のような単細胞の人間は、婚姻色と聞いて、巣作りを行うカワウはすべて頭が白くなるものと思い込んでいたわけですが、二年間、観てきた印象では、頭が白くなるものはむしろ少数派で、大部分は黒いままで子育てを始めているように思われます。

カワウ05
営巣している樹は、カワウの糞で真っ白になっています。
カワウ06
まだ抱卵中に見えて気を抜いていました。





<1月>


カワウ21
正月になって、念のために巣を覗いていると、下の方で黒いものが動いているように見えます。 もうヒナが誕生したようです。
カワウ22
ヒナが親鳥の喉に頭を突っ込んで、餌をもらっています。 よくは見えませんが、昨日今日に孵化したヒナではなく、少し時間が経っているようです。(残念!)
カワウ23
一週間ほど経つと、ヒナはずいぶん大きくなっています。
カワウ24

カワウ25
一月も終盤になると、あちこちでヒナが成長し、もう少し別の近い場所からでも観察できるようになりました。
カワウ26
ヒナは日々成長しているのが判りますが、外見上の変化が乏しく、面白みに欠けます。

 曲がりなりにも二年間、カワウの子育てを観てきたのですが、最初は驚いた繁殖時期は、正月を挟んでほぼ一致しているようです。 どうせ一年中いるのですから、餌も不足がちとなるこの時期に、わざわざやる必要もないだろうと思ってしまうのですが、繁殖をするライバルのいないこの時期の方が、都合が良いと判断してこうなったのでしょう。 留鳥の繁殖時期というのは、概ね早いものが多いようです。 まだまだこの先も、別のカワウが順番に繁殖するのかなと、当初は思っていましたが、その気配も巣を作るスペースも見つかりません。 どうやらこのまま、いったんは終わってしまうのでしょう。

 せっかく繁殖行動を追いかけるのであれば、卵や孵化したばかりのヒナも見てみたいと夢想していましたが、そのためには巣よりも高い位置で、距離的にも近い場所から観察する必要があります。 これも素人には越えがたい壁のようです。





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  1. 2017/03/08(水) 21:41:34|
  2. 野鳥
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2
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コメント

婚姻色と抱卵

鳥の場合、厳密な婚姻色は、交尾期の一時期なので、短いです。
抱卵しているカワウは、何故か尾が上がりますので、座っているだけと区別できます。
  1. 2017/03/15(水) 14:02:14 |
  2. URL |
  3. 通りすがり #m6pSOb.I
  4. [ 編集 ]

ありがとうございます

 いつもご指摘ありがとうございます。 婚姻色は、交尾の時期には、基本的にすべての個体に現れるということでしょうか?
 なにぶん巣までの距離が遠いので、細部の観察も出来ず、場所も歩いていける場所ではないので、観察頻度も疎らになってしまいますが、チャンスがあれば、来年はその部分にも注目して、確認したいと思います。

  1. 2017/03/15(水) 22:48:02 |
  2. URL |
  3. 四季爺 #6IU.9yqI
  4. [ 編集 ]

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Author:四季爺
いつの間にか後期高齢者になっていました。
まあ肩の力を抜いて、シャッターを切り続けています。
間違って傑作が撮れることもあるかもしれません。動ける限りはチャレンジしたいですね。

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