つれづれ写真館

植物や動物の生き生きした姿を撮せると良いですね

イカルチドリ

 私の散歩道では、数は多くないのですが、夏季にはコチドリが、冬季にはイカルチドリが、ほぼ確実に観られます。 コチドリは繁殖のために海を越えてやってきているのですが、今年はついに巣の場所もヒナの姿も見つけることが出来ませんでした。 一方イカルチドリは繁殖シーズンが始まる頃になると、姿を見かけなくなります。 おそらくもう少し山間部の方に移動して、子育てを行っているのでしょう。 コチドリとイカルチドリは外見的に酷似しているので、肉眼で見分けることはなかなか困難です。 私なんぞは、時期で判断して、この時期はコチドリだ。そろそろイカルが来る頃だと先入観で観てしまう傾向が強いので、秋が来たら入れ替わるはずだからその時期になったら、しっかり写真を撮ろうなどと構えていたものです。 ところが去年、その秋というのは人間の感覚で言えば夏であるらしいことに、やっと気づきました。 素直に考えてみれば、子供を独立させれば、役割は終わったわけですから、さっさと冬羽に換羽して、冬を過ごす場所に移動すればいいわけです。 平地部で野鳥を追いかける人間にとって、夏というのは被写体の少ない暇な時期なので、今年は汗を流しながら、コチドリとイカルチドリの入れ替わりを追いかけることにしました。

イカルチドリ01
私がイカルチドリに初めて気づいたのは7月の初旬でした。 まだオデコはかなり黒く、印象的には夏羽です。

この頃はまだコチドリの方が多いように感じたので、両方が絡んだ面白い写真を撮りたいと欲を出していました。 そしてコガモやササゴイの幼鳥に気を取られている間に、気づけばコチドリの姿は消えていました。 渡り鳥なので、集団行動に移ったのでしょうか? いずれにしろ、繁殖シーズンの後では、テリトリー争いとか求愛といった派手なシーンはあまり期待できそうにもありません。 イカルチドリの最近の様子を紹介しておきましょう。 額の黒い色はほぼ消えて、冬羽と言えそうな姿に変身しています。

イカルチドリ02
このところ、二羽で仲良く水浴びをする姿をよく観かけます。 夫婦と感じてしまいますが、イカルチドリは越冬期には小さな群れを作るのが普通のようで、一生夫婦で過ごすというような記事も見当たりません。 真相は判りませんが、ともかくこの二羽は気が合うようです。
イカルチドリ03

イカルチドリ04

イカルチドリ05

イカルチドリ06
小さいうえに動きが素早いので、なかなか撮れなかった飛翔シーンですが、水浴びから陸上に戻るときがねらい目です。
イカルチドリ07

イカルチドリ08



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  1. 2017/08/28(月) 00:23:03|
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カイツブリ:繁殖余話

 我々がよく出かける池では、ずいぶん長い期間、カイツブリが繁殖を行っています。 しかし成功率となると、思いのほかに低くて、いつの間にかあったはずの巣が消え、別の場所で巣作りが行われています。 もともと農業用水という役割の比重が大きいので、水位の変動が繰り返され、カイツブリの巣はがっちりした構造にはなっていませんので、ちょっとした水位の変動によって、簡単に沈んでしまいます。 繁殖が成功し、カイツブリの数が増えすぎると、さらに深刻な問題が起こるので、どの程度がいいのかはわかりませんが、このところ一回の繁殖におけるヒナの数が少なくなっているような気がします。 少子化の波は、カイツブリの世界にも押し寄せているのでしょうか?

カイツブリ01
時折、カイツブリの追いかけっこを見かけます。 あまり近くでやってくれませんが、おそらく全て成鳥同士のように感じます。 求愛行動の第一段階であるパートナー探しだと思っていますが、単なる小競り合いかもしれません。
カイツブリ02

カイツブリ03

カイツブリ04

カイツブリ05
番が成立し、巣作りできそうな場所が見つかると、交尾が行われます。 カイツブリの仲間の交尾は、割と時間をかけて、行儀よく行われます。
カイツブリ06
交尾が終わってもきめ細かな愛情表現が行われ、間もなく巣作りが行われます。 これで観察しやすい巣が確保できたと喜んだのですが、結局この場所での繁殖は行われませんでした。 理由は判りませんが、営巣放棄というのは、頻繁に行われます。
カイツブリ07
やがてヒナの誕生です。 孵化直後のヒナは、まだ体温調節がうまくできないので、親鳥は背中と翼の間に入れて、保温します。 しかし一般的には、ヒナをおんぶする期間はほんの数日間です。
カイツブリ08
親鳥は食料をヒナに与えて、どんなものが食べられるのかを教えます。 カイツブリは動物食傾向が強いので、エビなどを与えている姿をよく観かけます。
カイツブリ09
見事なエビをゲットしましたが、幼いヒナには少々大きすぎるようです。
カイツブリ10

カイツブリ11
幼いヒナは背中にも首にも縦縞模様があります。 イノシシの子供のウリ坊を連想させます。
カイツブリ12
我々の目には、さして目立たないとも思われないのですが、やはりこの縦縞は保護色として優れているのでしょう。


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  1. 2017/08/12(土) 21:03:12|
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幼鳥の試練:ササゴイ

 サギ達の子育ても、ほぼ終了したようで、今年も山崎川にササゴイの幼鳥が現れました。

ササゴイ幼鳥01
体の下面に太い褐色の縦縞。一目で幼鳥と気づきます。
ササゴイ幼鳥02
背中も親鳥よりも濃くて黒っぽい褐色です。 ゴイサギにしろ、ササゴイにしろ、幼鳥の方が強くて精悍そうに見えてしまいます。 背中に羽鞘が残っているので、文字通りに巣立ったばかりの幼鳥です。
ササゴイ幼鳥03
その後、暫く姿を見かけない日が続きましたが、数日後、護岸の近くに現れました。 あまりオドオドした様子は感じられません。
ササゴイ幼鳥04
まだ頭上に白い産毛のようなものが残っています。
ササゴイ幼鳥05
おもむろに飛び出すのかと思いましたが・・・・。
ササゴイ幼鳥06
結局、何がしたかったのでしょう?
ササゴイ幼鳥07
この日は本当に暑かったので、水に浸かって長い間ジッとしていました。
ササゴイ幼鳥08
その後、水浴び。
ササゴイ幼鳥09
おもむろに歩き回ったり、
ササゴイ幼鳥10
休憩したり。


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  1. 2017/08/08(火) 20:56:14|
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コガモ:エクリプス


 我が散歩道には、冬になるとかなりの数のコガモがやって来ます。 そのせいか、春になっても渡って行かないコガモが、数羽は現れます。 たぶん長旅が不可能な肉体的条件によるのだろうと思いますが、正確な理由は知る由もありません。 去年も三羽がここで夏を超しましたが、今年もまた三羽が残っていました。 オスが一羽とメスが二羽で、これも去年と同じです。
 去年はボーっとしていて、気づくのが遅かったのですが、これは極めてラッキーなチャンスです。 本来は日本では観られない筈のエクリプスへの換羽が観られるのです。 繁殖まで観られれば言うことはないのですが、さすがにこれは行わないようです。 ほぼ毎日通っている場所なので、今年は注意しながら歩くことにしました。

0010.jpg
素人目には目立った変化もないまま6月が暮れました。 たぶんそれ以前に換羽は始まっていたのでしょうが、私がオスの変化に気付いたのは、7月に入ってからでした。 ところがその数日後、オスが突然二羽に増えました。 おそらく別の場所で過ごしていたオスが仲間に入ったのでしょう。 ターゲットのオスが増えると、紛らわしくなりますが、新入りの方はまだ換羽が始まっていないようなので、それほど迷うこともなく、タイムラグを保ったまま、換羽は進みました。 この記事に関しては、元々いたオスの日時に沿って進めていきます。

0705 (1)
7/5:オスの背中に白い部分が増え始めました。 いよいよエクリプスへの換羽が始まったようです。
0705 (2)
エクリプスへの換羽は観てくれは地味ですが、安定した飛行に必要な風切り羽は年に一回、この時期しか生え換わりません。この間、カモは一時的に飛べなくなります。
0710 (1)
7/10:換羽は全身に広がります。美しかったオスの貌もずいぶん薄汚れてきました。
0710 (2)

0713 (1)
7/13:もうわずかに面影を残すだけです。
0716 (1)
もうちょっと見には、メスの貌です。

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  1. 2017/08/07(月) 10:32:15|
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四季爺

Author:四季爺
いつの間にか後期高齢者になっていました。
まあ肩の力を抜いて、シャッターを切り続けています。
間違って傑作が撮れることもあるかもしれません。動ける限りはチャレンジしたいですね。

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