つれづれ写真館

植物や動物の生き生きした姿を撮せると良いですね

ハッチョウトンボ:小さなトンボ

 今年も、ビオトープや湿地でハッチョウトンボが飛び回る季節になりました。ハッチョウトンボは日本最小のトンボで、体長は17~21mm、一円玉に収まる大きさです。わりと熱帯系のトンボのようで、日本では本州・四国・九州に分布しますが、離島には分布しないようです。このトンボの飛翔力が判るような気がします。
 このトンボは、ごく浅い水域が広がる環境でしか生活できないようです。普通のトンボが繁殖する場所では、負けてしまうということでしょうか?
 他のトンボが入ってこない場所で、成熟したオスは小さな縄張りを作り、静止状態でメスがやってくるのを待ちます。

ハッチョウトンボ01
縄張りは、あまり固定的ではないようです。早朝に湿地を訪れると、かなり接近して、オスのハッチョウトンボが休んでいます。
ハッチョウトンボ02
気温が低いと、変温動物の昆虫は、あまり活発に動けないので、わりと接近して、じっとしています。
ハッチョウトンボ03
やがて湿地に日が当たり始めると、オス達はその日の陣取り合戦を始めます。
ハッチョウトンボ04
湿地をくるくると飛び回り、ライバルを追い払おうと争います。
ハッチョウトンボ05
なんとか追い払えたようです。
ハッチョウトンボ06
羽化後20日程で、オスは鮮やかな赤色になります。
ハッチョウトンボ07
オスは羽化直後は橙褐色ですが、徐々に赤くなります。このオスはもう一息のようですね。
ハッチョウトンボ08
メスは茶褐色で、腹部に黄色や黒の横縞があります。
ハッチョウトンボ09
こちらのメスは、まだ少し未成熟のようです。
ハッチョウトンボ10
オス達の待つ湿地に、メスがやって来ました。

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  1. 2014/06/25(水) 13:19:04|
  2. 東濃分室
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カワセミ:第2ラウンド

 安城のカワセミの雛が現れてからずいぶん経ちます。そろそろ山崎川でも・・・と、思っていた矢先、お馴染みの場所にカワセミが現れたという情報を聞きました。早速訪れてみると、来ているようです。

kawasec01.jpg
満開を迎えたアカメガシワの枝で休んでいます。
kawasec02.jpg
てっきりヒナだと思い込んでいたのですが、胸の色が黒っぽくありません。どうやら、私が勝手にジャイ子と名付けたメスのように見えます。
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確認のためにズームアップで撮影していると、青い影が画面に入り込んできました。何事が起こったのかも理解しないまま、それでも連写を続けます。
kawasec04.jpg
直感したとおりに、交尾のようです。今頃???
kawasec05.jpg
やがて交尾を終え、のび太はさっさと飛び去りました。

何事もなかったように、留まっているジャイ子を追いかけていると・・・、

kawasec06.jpg
再びのび太がやって来て、近くの枝にとまりました。あとで写真を観ていて気づいたのですが、魚の頭が前に来るようにして銜えています。
kawasec07.jpg
のび太はジャイ子のいる枝に飛び移ります。
kawasec08.jpg
すぐに魚をジャイ子に渡しました。
kawasec09.jpg
そして飛び去っていきました。

 事態を正確に把握できないまま撮影していたのですが、これまで撮影できなかった「求愛給餌」を撮影したということは判ります。早速撮影画像を確認してみると、残念! 餌を渡す瞬間を捉えていません。愛用のカメラの連続撮影の早さは、2.2枚/秒です。いわゆる「飛びもの」を撮影する場合にはハイスピード連写モードを使い、これだと13枚/秒のスピードが可能ですが、撮影時間は1秒までで、超過するとメモリーカードに書き込む時間はカメラが使えなくなります。こんなに早いとは思わなかったので、いつもの連写で撮影していたのですが、結果を見れば大失敗ということになります。

 これまで起こったことを整理すると、このカワセミの番は二番子の子育てを決意したということになります。最近、カワセミが1年に2回以上の繁殖行動を行うのは珍しくないようです。しかし、1回目の子供は自立できる状態になっているのでしょうか? 交尾をすれば、それほど間を置かずに卵が産まれるはずです。卵が産まれれば、両親はそちらにかかりっきりにならざるを得ません。ところが・・・、実は私は、この時点でまだヒナを観ていないのです。

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  1. 2014/06/19(木) 15:07:12|
  2. 野鳥
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アゲハの吸水行動

 暑い日の昼下がり、山崎川の川原で、沢山のアゲハが集まって、吸水行動をしています。
 吸水行動は大部分が若いオスで行われますが、ナトリウムを摂取して、飛翔能力を上げるのではないかと思われてきました。これに疑問を感じた広島大学の本田名誉教授たちがシロオビアゲハを使って実験をした結果、アンモニアを摂取した蝶は、しない蝶に比べて、有核精子の割合が約30%アップし、飛翔に必要な胸部筋肉組織の製造にも、アンモニアから作られたアミノ酸が利用されていることを明らかにしました。つまり吸水行動の最大の目的は、アンモニアを摂取して、繁殖行動を有利に導くことにあるというのが結論です。

 この日集まっていたのは、この周辺ではもっともポピュラーなアゲハチョウであるナミアゲハとアオスジアゲハです。稀にクロアゲハなども加わりますが、数が少ないので、この日は見かけませんでした。

kyuusui01.jpg
吸水行動は、同じ種が集まって行う傾向が顕著です。
kyuusui02.jpg
アオスジアゲハは、ナミアゲハから少し離れた位置でグループを作ります。
kyuusui03.jpg
とはいっても、厳格なルールがあるわけではありませんから、夢中になれば、別のグループに乱入することもあります。
kyuusui04.jpg
まあ、喧嘩になることもないでしょう。
kyuusui05.jpg
偶然、同じ場所に居合わせただけなので、出入りも自由です。
kyuusui06.jpg
自然集合、そして自然解散です。

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  1. 2014/06/18(水) 18:23:24|
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野草の森:梅雨の頃

 気候変動の影響で、私たち夫婦の管理する野草の森の早春の野草は大きな被害を受けています。やっと根付いてきたと思えたバイカオウレンやニリンソウなどは壊滅的な打撃を被りました。この最大の原因は遅霜だと思われます。
 しかしこの時期の野草ということになると、それなりに管理の効果が現れてきたという実感が、少しずつ膨らんできました。個々の野草の特性により、うまくいっていないものもありますが、日照不足気味で湿り勝ちというこの場所の環境条件に適していない野草は、やがて衰退する運命にあるのでしょうから、おおむね満足すべきでしょう。
 梅雨入りした6月中旬の様子を観てみましょう。

梅雨01
梅雨の時期を代表する野草といえば、やはりササユリでしょう。ササユリはユリ科ユリ属の日本特産種で、山地の草原や明るい森に自生します。種子から花を咲かせるまでには5~8年程要するといわれています。この一帯には広く分布し、私たちの山小屋でも花を咲かせています。しかし、野草の森ではほとんど見かけませんでした。草刈りによって、少しずつ乾燥してきたのか、時間が経って育ってきたのか、今年はあちこちで花を咲かせました。このまま増えてくれると良いのですが。
梅雨02
シライトソウも周辺ではそこそこ見かける特徴ある花です。ユリ科シライトソウ属の多年草です。ユリ科の花は6本の花被片を持つのが特徴ですが、シライトソウでは6本のうち4本だけが大きく、2本はほとんど見えません。木陰からやや日当たりの良い場所に生えます。この花も従来は野草の森ではほとんど見かけませんでしたが、去年あたりから増えてきました。
梅雨03
キソキバナアキギリはシソ科アキギリ属の多年草で、キバナアキギリの変種と認められています。キバナアキギリは広く分布する野草ですが、名前の通りに8月上旬から10月下旬の秋に咲きます。ところがキソキバナアキギリは6~7月に花を咲かせます。長野県の木曽地方で見つかったので、この名がついたのですが、長野・岐阜・愛知の県境部一帯でのみ自生しています。東濃一帯では、そこそこ観られます。野草の森の環境には適しているようで、進出の兆しが見えています。
梅雨04

梅雨05

梅雨06
ツルアリドオシはアカネ科ツルアリドオシ属の多年草で、林内のやや湿った場所を好みます。この花も周辺ではよく観られた花ですが、野草の森でも増えてきました。
梅雨07
小さな花が二つ並んで咲く様は可憐ですが、花冠内側に白い毛が密生する様は、ちょっぴり衝撃的かも・・・。



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  1. 2014/06/17(火) 18:41:11|
  2. 東濃分室
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コロニーの賑わい

 緑区のコロニーで、何種類ものサギが子育てを行っているという話を聞き、早速訪れてみました。

アオサギ01
さっそく数羽のアオサギが出迎えてくれました。大きさから観て、親鳥かと思いましたが、
アオサギ02
ズームアップしてみると、頭部の毛が生えそろっていません。ヒナです。
アオサギ03
背の高い広葉樹に営巣しているのは、アオサギが多いようです。
アオサギ04
この巣に注目していると、時折、幼いヒナが貌を覗かせています。てっきりアオサギの幼いヒナだと思ったのですが、なんとなくホシゴイに似ています。ずいぶん経ってから、やっとゴイサギの巣がアオサギの巣に隣接しているらしいと気づきました。
アオサギ05
当初、アオサギの幼いヒナとしていましたが、ゴイサギのヒナのようです。
アオサギ06
アオサギのヒナは、身体はずいぶん大きくなっています。
アオサギ07
左上の親に餌をねだっているヒナのようです。どちらが大きいのか?


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  1. 2014/06/12(木) 14:22:10|
  2. 野鳥
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もうひとつのカルガモ親子

 カルガモの親子を目撃した翌日から、中津川の方へ出かけていたので、戻った翌日に山崎川へ確認に出かけました。
 正直な話、最初に目撃した付近に行けば、当分の間は観られるだろうと楽観していたのですが、どこにも姿は見当たりません。慌てて探す範囲を広げ、夕方になって、下流側で見つけました。ヒナは11羽とも無事で、ホッと胸をなで下ろしました。

カルガモ01
大家族との再会。(6月2日)

 いかに近いとはいえ、毎日通うわけにもいかないので、カルガモの姿を見ない日が、また数日続きました。梅雨入り宣言も出て、雨のやみ間を狙って出かける日々の始まりです。
 6月6日:午前中は薄日も射しそうなので、目撃場所から下流側へ下ってみましたが、相変わらずカルガモの姿は見当たりません。諦めて来た道を引き返すと、スタート地点に近い場所で、カルガモの親子の姿がちらっと見えました。喜んで撮影できる場所へ移動しましたが・・・、ヒナは1羽だけです。一瞬焦りましたが、居合わせた女性の話では、昨日は沢山いたと言うことです。それにヒナも大きかったということです。そう言われてみれば、見つけた時のヒナと同じくらいの大きさに見えます。ということは、これは別の家族ということになります。そう考えるのが妥当でしょう。

カルガモ02
親子は近くの中州に上陸して、餌探しの練習を始めました。
カルガモ03
身体が小さいだけに、泳ぐ姿も、、
カルガモ04
歩く姿も愛らしさに満ちあふれています。

 まだ行動範囲も狭いようなので、とりあえずは昼食のために引き揚げることにしました。
 午後から雨が降り始め、出かけるタイミングを計りかねていましたが、夕方近くにやっと上がったので、再び出かけてみました。

カルガモ05
ちょうどタイミングもよく、カルガモ親子も出発点に戻ってきました。まだ落差には激流が渦巻いています。大丈夫でしょうか?
カルガモ06
やはりヒナは恐怖心に襲われたようで、母親の元に戻ってきました。
カルガモ07
すると、母親は落差を飛び越え、下流側からヒナを呼びます。
カルガモ08
意を決して激流に挑んだヒナですが、やはり無理なようです。
カルガモ09
結局、元の場所に舞い戻りました。
カルガモ10
母親も諦めたようで、ヒナの下へ飛び帰ります。

 この先を見届けてやろうと思った途端、雨が激しく降り始めてしまいました。ヒナよりも早く、私の方が逃げ帰る羽目になりました。(笑)

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  1. 2014/06/10(火) 18:46:45|
  2. 野鳥
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梅雨入り

 梅雨入りした翌日、薄日が射してきたので、カルガモ親子の様子を観ようと散歩に出かけました。山崎川の下流部は潮の満ち干の影響を受けるのですが、引き潮が始まっていたことと、昨夜の雨が影響したのか、落差の部分は大げさに言えば、激流が渦巻いています。小魚が流されてくるのでしょう、多くの水鳥が集まって漁をしています。

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常連のアオサギ・コサギにホシゴイ(ゴイサギの幼鳥)・カワウも加わり、活況を呈しています。
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 護岸のブロックの隙間にセイヨウノコギリソウが生えて、長期間に亘り花を咲かせているのですが、何故かこの日は、沢山のアゲハが集まってきています。蝶はいつでも花に集まって蜜を吸っているものと以前は思っていたのですが、こういう光景は、実は珍しいのです。

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  1. 2014/06/09(月) 22:18:39|
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子別れ間近のカワセミ

 ほとんどの野鳥は、巣を出ても、まだ自力で十分な量の餌を獲得するだけの知識と技術を獲得していません。だから一定期間は親鳥が近くにいて、不足分の餌を与えたり、捕り方を教えたりします。種類によって、この実習期間は様々なようです。
 卵を産む頃になると、めっきり姿を見かけなくなったカワセミですが、最近になって姿を見せる頻度も上がってきました。おそらくヒナが誕生したのでしょう。
 安城でも、時々ホバリングをする姿を見かけるようになったので、注意していると、今日もやっています。

カワセミ01
止まり木を見つけてズームアップすると、二羽います。それも親子のように見えます。
カワセミ02
親鳥は、どうやらオスのようです。なんとなく窶れた印象を受けます。
カワセミ03
やはり子育てはもの凄いストレスが溜まるのでしょう。さかんに羽繕いをしています。でも近くの人の話では、つい最近交尾をしていたとか。ということは、今年二度目の子育てに挑戦するということになります。どうやら、ここに来ているヒナは、実習期間も終盤になっているということにもなります。
カワセミ04
ヒナは胸や腹が黒っぽいのでそれと判ります。
カワセミ05
先ほど見かけたホバリングもどきも、このヒナが行っていたのでしょうか?
カワセミ06
見ている間に止まり木から飛び立ち、
カワセミ07
ダイビングを行います。
カワセミ08
まだ成功率は低いようですが、あとは慣れるだけでしょう。
カワセミ09
見ていても、無駄な動きが多いような印象を受けますが、すでに一通りの実習を行って、卒業間近の印象を受けます。少なくとも、我々が見ている間に、親から餌をもらうことはありませんでしたし、親を頼っている様子もありませんでした。

 この日、見かけた雛は一羽だけでしたが、他にはいないのでしょうか?

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  1. 2014/06/02(月) 21:42:34|
  2. 野鳥
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カルガモの行進

 去年は、ほら貝池で3家族のカルガモが10羽前後のヒナを連れて行進していました。今年はどうだろうと、先日様子を見に行ってきたのですが、ヒナの姿は全く見当たりません。別に親が油断したわけでもないのでしょうが、自然界で生き残るということの厳しさを見せつけられたような気がします。
 ところが、山崎川を歩いていると、なんと11羽ものヒナを連れてカルガモが行進しています。私の観察結果では、去年は1羽のヒナも見られませんでした。一昨年は、大きく育ったのは、たったの1羽だったはずです。鳥撮会のベテランに聞いてみても、これまでの記録はせいぜい3羽程度だろうということです。この先どうなるかは判りませんが、全員が無事に育って欲しいものです。

カルガモ01
お馴染みさんが対岸付近を覗いているので、そちらを見てびっくり! たしかに雛は11羽います。
カルガモ02
まだヒナが小さいので、結構頻繁に休憩を入れているようです。
カルガモ03
全員揃ったでしょうか? 点呼をとって(?)
カルガモ04
出発です。
カルガモ05
またまた小休止。
カルガモ06
時には、陸上で餌採りの実習も!
カルガモ07

カルガモ08
のんびりとしたペースで、実地訓練は進みます。

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  1. 2014/06/01(日) 18:28:34|
  2. 野鳥
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プロフィール

四季爺

Author:四季爺
いつの間にか後期高齢者になっていました。
まあ肩の力を抜いて、シャッターを切り続けています。
間違って傑作が撮れることもあるかもしれません。動ける限りはチャレンジしたいですね。

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