つれづれ写真館

植物や動物の生き生きした姿を撮せると良いですね

ヒナ誕生:アオサギ

 ここ数年、サギのコロニーなどに通って、子育ての様子を観察してきました。 しかし観察場所の制約条件から、卵や孵化間もないヒナの様子は観察できません。 この周辺で観られるサギ類はお椀状の巣を作るので、これらを観察したければ、上から覗き込めるような場所が必要になります。 そういう幸運に恵まれない限りこれ以上の進展は不可能だろうと半ば諦めていました。
 よく出かける池でも、毎年アオサギやゴイサギは子育てを行いますが、私が望むような条件には程遠い場所です。 今年は比較的近い場所で営巣を始めたことは知っていましたが、あまり期待できるほどでもありません。

3月13日: アオサギの巣作りをぼんやりと眺めていると、仲睦まじいカップルの様子にいつもと違う雰囲気を感じ、反射的にカメラを構えました。

アオサギ01
予想通りにカップルは交尾を始めました。
アオサギ02
体が大きいので、アオサギの交尾は豪快です。
アオサギ03
体力に自信があるからなのでしょうが、天敵や人目を気にすることもなく終了します。

アオサギ04
その後、抱卵の日々が続きます。

4/9: 周辺では新緑が始まった木々もありますが、巣の周辺はまだ見通しの良いままです。 池を一周していると知人がアオサギの孵化が始まったと教えてくれました。 撮影画像にも明らかにヒナと思われる姿が映っています。 喜び勇んで巣に駆け付けました。

アオサギ05
親鳥は抱卵姿勢ではなく立ち上がっていますが、目を凝らしてもヒナの姿は見つかりません。 巣の中に寝そべっていれば、巣の壁にさえぎられて姿は観られないでしょう。 首を持ち上げたりするわずかな瞬間を捉えない限り無理だと判断しました。 数日経てば少しは体も大きくなり動きも活発になるでしょう。 

4月13日: 天候の関係もありこの日になってしまいました。 まだ外見は孵化直後と大きな変化はないでしょう。

アオサギ06
まだヒナのサイズは小さく、動作も鈍いようです。 しょっちゅう眠っていると言いたくなるような状態です。 餌を確保する為に出かけている片親が帰って来た時がチャンスだと信じて待ちました。 やっと帰ってきました。 (ヒナはちゃんと下側に映っています。 目を凝らすと黄色い目玉が見えると思います。)
アオサギ07
何とか捉えた待望のヒナの姿。 孵化後4日~一週間以内と想像されます。
アオサギ08
可愛いというべきかどうか?
アオサギ09
まだ夢幻の境地にあるようで、せわしなく動き回ることもなければ、激しく餌をねだることもありません。
アオサギ10
巣の内部もミドリガメに占領されている始末です。 親鳥も大事な子供に危害を与えない限り大目に見ているようです。(ひょっとして、ヒナの保温材に利用している???)


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  1. 2018/04/17(火) 17:46:47|
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駆け抜ける春


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まだ空気は冷たいが、日当たりの良い斜面では土筆が芽を出して、春の訪れを告げる。
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誰かが植えたのだろう。 フキノトウも花をつけている。
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コサメビタキも旅立ちの準備にかかったようだ。
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日当たりの良い畦で早春の草花が咲き始めた。 ホトケノザ・オオイヌノフグリ・セイヨウタンポポなどだ。 もともとの日本の野草はホトケノザだけだが、もうすっかり日本の花になってしまった。
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この頃、恋歌の練習をするウグイスの声をよく耳にするようになった。
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声の割には、姿をあまり見せてくれない鳥だ。
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街路樹では枝全体を赤く染めるハナノキが最初に咲き始める。
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やがて梅が咲き始め、蜜を求めてメジロがやって来る。
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桜より一足早くこぶしが満開になった。 大きな花なのでメジロはあまり現れない。 もっぱらヒヨドリが居座っている。
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農地の地面はスミレ・タンポポで彩られる。
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この季節のスミレは小型のものが殆どである。 代表格のコスミレ。
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タンポポの種子を狙ってカワラヒワが現れた。
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新緑の季節に先立ち、柳類が花をつけ始めた。


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  1. 2018/04/17(火) 00:14:54|
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コゲラの巣作り

 今年の冬は記録的な寒さが続き、桜の開花もずいぶん遅れると予想されていました。 しかし三月の声を聞くと、暖かな日が続き、開花予想も早まるばかりです。 三月当初の予想とはすっかり逆転し、桜は入学式迄もたないというのが結論になりました。
 その桜が開花し始めた頃、コゲラが巣作りを始めました。 その情報はその日のうちに私の耳にも届いたのですが、別に慌てる必要もないだろうと構えていました。 実のところ、その場所はカラスやスズメが多いので、繁殖場所にはふさわしいとは思えなかったのです。 ところが、なんとその翌日から三日間雨交じりの天気が続くことになりました。 お陰で掘り始めの状態を撮り逃してしまいました。

コゲラ01 (1)
雨があがった3月22日に出かけるとソメイヨシノはそれなりに咲き始めています。 目を凝らすとその幹にぽっかりと真ん丸な穴が開けられています。
コゲラ01 (2)
コゲラの姿はどこにも見当たりません。 ここはかなり目立ちやすい場所なので、早くも営巣放棄をしてしまったのでしょうか?
コゲラ01 (3)
それは私の早とちりで、間もなくコゲラが現れ、せっせと穴掘りを始めました。
コゲラ01 (4)
まだ穴はそれ程深くないようで、ご覧のような無理な体勢で一生懸命掘り進んでいます。
コゲラ01 (5)
30分ほど頑張っていると別のコゲラの声がして、相方が姿を現しました。 交代時間のようです。
コゲラ01 (6)
これまで働いていたコゲラは安心して巣を離れ、
コゲラ01 (7)
何処かへ飛び去って行きます。 交代はこの様に相方が到着するのを待って行われるとは限らず、待ちくたびれて先に飛び立ってしまうケースもよく観られます。 この日は久しぶりの晴天で、急ピッチで作業を続けられる日に当たったことが私には幸いだったようです。
コゲラ01 (8)
翌日、ソメイヨシノもずいぶん賑やかになってきました。
コゲラ01 (9)
今日もコゲラはものすごい勢いで掘り進んでいます。 木屑がものすごい勢いで飛び散っています。
コゲラ01 (10)
コゲラの身体がすっぽりと隠れるようになりました。
コゲラ01 (11)
・・・と思いきや、さらに入って行き、ついに姿が見えなくなりました。
コゲラ01 (12)
次にコゲラが姿を現した時、なんとそれはお尻ではなく頭でした。 もう奥で方向転換できるほどのスペースが掘られているということになります。 内部は観られないので想像を逞しくするしかないのですが、単純に考えればアプローチ部のトンネルを掘り終え、巣の本体部(参座)に到着したと考えられます。 内部に溜まっていた木屑が外にまき散らされます。
コゲラ01 (13)
これ以降、作業の中心は巣の内部に移ります。
コゲラ01 (14)
巣の中から掘っている音は響いてきますが、外から見える姿は木屑を吐き出す姿と交代にやって来る相方を待つ姿だけということになります。
コゲラ01 (15)
時として交代要員の相方が早く到着した時には満開に近づいた桜で餌を探す余裕を見せます。 満開の桜と青空にコゲラもよく似合います。
コゲラ01 (16)

コゲラ01 (17)


コゲラ01 (18)
三月も終わりに近づくと、内部で樹を突く音も頻度もめっきり減ってきました。 もう本体の主要な工事も終わって、人間流に言えば内装を整えているのだなと感じさせます。 そろそろ産卵が始まってもおかしくなさそうです。
コゲラ01 (19)
ここ数日、樹を突く音も聞いていませんし、相方と交代する場面も見ていません。 私の勝手な想像では、巣に出入りしているのはメスだけで、オスは出入りしていないのではないかと思っています。 コゲラは4~6個の卵を産むのが標準だと記されています。 巣の内部を覗く方法は我々にはありませんが、鳥は一度に一個ずつしか卵を産まないのが普通だとされます。 受精卵という小さな細胞を卵という大きくて固い殻に守られたものに育てるには一日の時間と多大なエネルギーを要します。 単純計算をしても産卵には4~6日を要するわけです。 この間、オスが出来る仕事はありません。 メスが体力回復に出かけている間抱卵をすれば良さそうに考えがちですが、卵が産み揃えられるまでは抱卵をしない方が実はいいのです。 産み終わってから抱卵を始めれば、孵化のタイムラグも小さくなり、先に生まれたヒナに踏み荒らされたりするリスクも小さくなります。 この時期に慌てて温めなくとも卵が死んでしまう恐れもないでしょう。
 私の勝手な計算では、産卵ももう終了しても良さそうな時期になりました。 ぼちぼち抱卵に入る頃です。 ここで子育てを行うつもりであることは間違いなさそうなので、無事に成功することを願うばかりですが、私の想像通りだとしても抱卵に14日、そこから巣立ちまでに20日を要します。 まだまだ気の長い話になります。 ハッピーな続編をお届けできるといいのですが。


  1. 2018/04/07(土) 00:00:44|
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コチドリ:繁殖に向けて

 我が散歩道では2月一杯までイカルチドリが頑張っていました。 しかし繁殖期ではない冬の間は、ほぼ単独行動をし、あまり楽しい被写体とは言えません。 ただ黙々と食事を続け、丸々と太るばかりです。

イカルチドリ01
イカルチドリは散歩コース周辺では繁殖しないようです。 恐らくもう少し標高の高い涼しい場所に移動して繁殖しているのでしょう。
イカルチドリ02
大きさはコチドリよりも一回り大きいので、コチドリがやって来たら一緒に撮ってやろうと目論んでいたのですが、どうやら入れ違いになったようです。
コチドリ03
3月に入ってすぐに珍しく二羽でいるチドリを河原に見つけました。 最初はイカルチドリだろうと思い込んでいたのですが、ズームしてみると目元がくっきり・すっきりとしています。
コチドリ04
コチドリはイカルチドリよりも一回り小さいのですが、写真では並んでくれないと実感できません。 比較的簡単で分かりやすいのは、目の周りのアイリングがきれいな黄色で太いことです。 目元がパッチリとして可愛らしい印象を受ければコチドリと考えて間違いないでしょう。
コチドリ05
嘴もイカルチドリよりは短めです。
コチドリ06
二羽のコチドリはすでにペアが成立しているようで、繁殖行動を思わせる仕草も行います。 これは抱卵姿勢の模擬練習だと思われますが、単に休憩しているだけかもしれません。
コチドリ07
水浴びは比較的おとなしめです。 あまり派手に水飛沫をまき散らせません。
コチドリ08
水浴びが終わると、小さく飛んで陸上へ移動します。
コチドリ09

コチドリ10 (1)

 こうしてしばらくは平穏な日々が続きましたが、中旬になると別の新しいコチドリがやって来ました。 やがてこちらもペアリングが成立したようで、散歩コースの区間には二組のカップルが誕生したことになります。 子育てには大量の餌が必要になりますので、当然のことながらテリトリーの争奪戦が始まります。

コチドリ11
右側の二羽が先発組、左側の一羽が後発組のオスと考えられます。 コチドリはそれほど好戦的な性格とは思われず、すぐに取っ組み合いが始まるというわけではありません。
コチドリ12
侵入者が縄張りに入り込むと、先住組の(たぶん)オスが牽制をして侵入者を追いかけます。 それで立ち去ってくれれば、深追いをすることもないように見えます。
コチドリ13
こちらが後発組のオスと思われます。 身体つきも華奢で頭上のラインも細くて色も薄いように思われます。
コチドリ14
しかし双方とも生活が懸かっているので、簡単に譲るわけにはいきません。こうして行動も徐々に過激になっていきます。
コチドリ15

コチドリ16

コチドリ17
これまで話し合いで円満解決をしてきたように見えるコチドリの争いですが、とうとう戦闘開始です。
コチドリ18
しかしよく観ると、噛みついたりというようなレベルには至っていません。 これから子育てという大作業を控えているのですから、やはり大けがという事態は避けたいのでしょう。 この場所は自分たちに優先権があるのだと宣言することが大事なのでしょう。
コチドリ19

 どこまで決着がついたのかどうか、もう一つすっきりしませんが、繁殖時期が迫ってきたことは確かなようです。

コチドリ20
先発組の二羽がいつも以上に近づいています。 対岸なので距離はありますが、「もしや!?」と感じてズームアップです。
コチドリ21
やはりオスがメスの背中に飛び乗りました。
コチドリ22
交尾です。
コチドリ23
あれっ!??? 一瞬何が起こったのかわかりませんでしたが、オスの体重にメスが耐えられなかったようです。(笑)
コチドリ24
数日後、別の場所でカップルが何事か行っています。 数年前に目撃したことがあったので、すぐに理解できました。 抱卵というと、言葉通りに卵に乗っかって温めると考えがちですが、砂利の上に卵を産むコチドリでは、むしろ直射日光で暑くなりすぎないようにすることの方が重要とも言えます。 早い話が目玉焼きにならないように日陰を作ってやるということです。
コチドリ25
山崎川では砂利や砂質の河床は満潮時には水面下に没してしまうので、川原で子育てを行うということはありえません。 両岸は概ね住宅地になっているので、どこかに好適地を見つけて子育てを行うのでしょう。 無駄な努力になる可能性が大ですが、奇跡を信じて探してみましょう。 続編が作れることを信じて…。



  1. 2018/04/03(火) 21:58:41|
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スズメの巣立ち

 3月28日:起床するとスズメが騒々しく騒いでいます。 カーテンの隙間からそっと覗いてみると、隣家の壁の排気管にスズメが乗っています。 今年も巣立ちが始まったようです。 寝ぼけ眼でカメラを持って飛び出しました。

スズメ巣立ち01
親鳥と応援団がヒナを呼んでいるようです。 それにしてもこの応援団は何処から来たのでしょうか???
スズメ巣立ち02
塩ビ管の上で中に呼び掛けているのは、たぶん親鳥でしょう。
スズメ巣立ち03
上段や屋上の手すりにも応援団らしきスズメが集まってヒナを呼んでいます。 しかしヒナはなかなか姿を現しません。
スズメ巣立ち04
遂にしびれを切らした一羽が塩ビ管に向かいます。
スズメ巣立ち05
どうやら内部に入って、ヒナを連れ出すつもりでしょう。
スズメ巣立ち06
そのまま潜り込んでいきます。 そしてしばらく時間が過ぎました。
スズメ巣立ち07
やがて中から顔を覗かせたのは、やはり親の方でした。

 何度かこういう仕草を繰り返しましたが、やはりヒナはなかなか勇気が出ないようです。 この調子では、どれくらいの時間を待てばいいのかも見当がつきません。 結局いつもの散歩に出かけることにしました。
 散歩が終わって帰宅すると、騒動は静まっています。 無事に巣立ったのか? それとも諦めたのか? 判断する材料に乏しいようです。

スズメ巣立ち08
翌朝、パイプには親鳥の姿が見えます。 やはりまだ巣立ちは終わっていないのかと思いましたが、よく観ると白いものを銜えています。 これは羽毛のようです。 …ということは、巣立ちが終わった巣の材料を片付けているのでしょうか?
スズメ巣立ち09
翌朝もまた別の材料を搬出しています。
スズメ巣立ち10
どうやら今年一回目の巣立ちは終わり、二回目の繁殖の準備にかかったようです。 とはいえ、肝心のヒナの姿は見当たりません。 不思議なことに、こういう作業は早朝に限られ、昼間には行われません。 やはり天敵に知られることを警戒しているのでしょうか?

 何分にもこの辺りは猫も多いので、まだうまく飛べない筈のヒナの居場所は限られてくるのでしょう。 それなりに探してみたのですが、私の目では見つけることは出来ていません。 まだしばらくは親から餌をもらわなくてはならない筈なので、見つからない場所で無事に育っていることを祈るしかありません。
 あまりにも尻切れトンボの状態なので、数年前に別の場所で撮影したヒナの姿を紹介しておきます。

スズメ巣立ち11
巣立ったばかりのヒナは嘴も黄色く、顔や喉の部分も色が薄いので、容易に見分けられます。
スズメ巣立ち12

 それにしても今年は早すぎるような気がして調べてみると、前回アップしたのは2015/05/15でした。 なんと一か月半も早くなっています。 留鳥なので、餌の確保に自信があれば、いつ繁殖を行ってもいいわけです。 記録的な寒波と騒がれた今年の冬でしたが、桜の開花は記録的に早いという結果になっています。 このスズメたちは一か月以上も前にこのことを予測していたのでしょうか? まだ巣作りの最中とみられるスズメも一杯いますが…。



  1. 2018/04/01(日) 22:27:18|
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プロフィール

四季爺

Author:四季爺
いつの間にか後期高齢者になっていました。
まあ肩の力を抜いて、シャッターを切り続けています。
間違って傑作が撮れることもあるかもしれません。動ける限りはチャレンジしたいですね。

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